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長野県泰阜(やすおか)村を訪問

5月5日、念願かなって長野県泰阜村に行ってきた。藤野在住の人形浄瑠璃文楽座人形遣い・吉田勘緑氏による、お話と実演が、泰阜村のやまびこ館で行われたからである。村長の松島氏とは、これまで何回かお目にかかり、在宅福祉・在宅医療を中心とした行政運営、住民ニーズに対応した政策決定など、住民の側に軸足を置いた行政のあり方についてご教示いただいてきた。藤野町にも来て、講演していただいた。しかし、私が泰阜村を訪ねたのは今回が初めてである。

「…高齢者の皆さんに安心して老後を送ってもらい、幸せな最期を迎えてほしいと願わずにはいられない。これは、貧しい村の中で、戦争も体験しながら、苦労して村の発展のため、ひいては日本のために生き抜いてきた村人に対する私の純粋な思いである。…」(『安心の村は自律の村~平成の大合併と小規模自治体の未来~』 松島貞治/加茂利男著 自治体研究社より引用)

泰阜村に到着し、村を歩いてみた。山間の村であるが、藤野より広がりのある、ゆったりとした地形である。空が広い。集落が点在しているというより、1軒1軒が離れている。1軒の民家が宅老所になっていた。宅老所の案内表示板の裏には「今日も元気でまるもうけ」という大きな墨文字。週1回の福祉バスが、お年寄りの大切な足だそうだ。

吉田氏と今田人形浄瑠璃一座のみなさんによる、お話と実演は大好評であった。間近で見る人形の表現の豊かさに感心したり、人形遣い士の重労働ぶりに驚いたり。人形を見つめるおばあちゃんたちの、生き生きとした表情が実に印象的だった。

会場となった自然体験・宿泊施設「やまびこ館」(村営)の隣には、NPO法人グリーンウッドが運営する山村留学施設があった。この施設に寝泊まりしながら、学校へ通学しているという。現在は20人が生活しているそうだ。建物が大変ユニークで、自然エネルギーを活用した塔やアートとしても素敵な建物群から成り立っていた。公立の小中学校もこんな環境で授業を行えたら素晴らしいのにと思った。

6日、松島村長が訪ねてくださった。新しい著書『松島語録 地方自治は山村から考える』(自治体研究社)をプレゼントしていただいた。人口2千人の村であっても、70万人の大きな市であっても、住民の側に立った行政運営の本質は変わらないと私は思う。私の新たなバイブルとして、大切にしたい。

軽トラで去っていく松島村長を見送りながら、自分の議員活動の軸足を再認識した。(2007/05/06)

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