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きのくに子どもの村学園視察

10月17日、和歌山県橋本市にある「きのくに子どもの村学園」を見学。Pa170124small_2

橋本駅からタクシーで20分、民家も途絶えた山の中を走った先に、その学園はあった。彦谷地区という数軒しかない集落に、きのくに子どもの村小学校、きのくに子どもの村中学校、きのくに国際高等専修学校があり、児童、生徒が200名ほど、元気に学んでいる。その約7割が寮生活をしていて、まさに「こどもの村」というにふさわしい場所であった。

子どもの自己決定、体験、個性を重んじるこの学園は、イギリスのサマーヒル自由学校(ニイルが設立した寄宿学校)をお手本に1992年に開校。基礎学習(国語、算数)、自由選択(スポーツ、図工、音楽、英会話など)のほかに、プロジェクトとよばれる体験学習がある。小学校のプロジェクトは週14時間で、「工務店」、「おもしろ料理店」、「劇団きのくに」、「きのくにファーム」の4グループに分かれる。中学校では週11時間で、「イギリス研究室」「わらじ組」「道具製作所」「動植物研究所」の4つ。Pa170116small_3

どのプロジェクトも実に楽しそう。「工務店」では崖に長い長い滑り台を建設中。計測、大工仕事、どうしたら平衡になるか、子どもたちはあれこれ知恵を出し合いながら、格闘していた。中学校の「動植物研究所」では2005年に「全国学校ビオトープコンクール(日本生態系協会主催)」に応募し、最優秀賞のひとつ、ドイツ大使館賞を受賞。生徒がビオトープづくりの軌跡を冊子『ちいさい谷のでっかい夢 ぼくらの泥んこ奮闘記』にまとめていて、1冊購入した。

学校が終わり、おやつのパンを食べると、通学組みはスクールバスで駅へ。寮生活の子どもたちは、栗やのびる、むかごなどをとりながら、寮へと帰っていく。

学力低下で総合学習が見直されているが、体験をベースに「生きる力」をたくましく身につけている「きのくに学園」の子どもたちは、実に輝いていた。(2007/10/17)

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