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沖縄視察

11月11日から13日、所属する無所属クラブで沖縄視察を行った。今回の視察の目的は、米軍再編問題に関わる米軍基地の現状と住民の取り組みを現地で確認することと、さとうきびからバイオエタノールを抽出し、自動車のガソリンに混ぜて使用している実験プラントの現地調査。

移動の車中、海水浴時期ではないためか、南国沖縄のイメージとはかけ離れた、寂れた町並みが印象に残った。突如、大規模な採石場が現れたり、交通量が多くない(もっとも、観光シーズン中は、車があふれているのかもしれないが)、道路で、4車線化の工事を行っていたりした。(公共工事が貴重な働き場所なのだろう。しかし、本当に必要な工事なのか・・・)瀬底島は橋で沖縄本土とつながっているのだが、大型リゾート建設の工事中であった。「1泊数十万円もする高級ホテルがたつ」らしい。ここもプライベートビーチになってしまうのだろうか。タクシー運転手は「月5~7万円の稼ぎという月もあるが、なんとか家族が暮らしている」と語ったというのに。

辺野古にて

辺野古では、開発による赤土が海に流れ込み、茶色に染まった海岸線を見た。遠くには美しいマリンブルーの水平線が。そこが米軍滑走路建設の予定地だと説明を聞く。この美しい豊かな海を守りたいと海人(うみんちゅ)をはじめ地元住民や、遠く本土から来た人々が交代で監視活動や調査を行っていた。

時によっては抗Pb110035small 議行動もしている。当初は地元住民も反対の人ばかりだったそうだが、抗議行動を阻止するために、地元漁船が雇われるようになり、地元住民対地元住民という対立が生まれているそうだ。地上戦という悲惨な体験だけでなく、ずっと基地と共にある生活を強いられてきた沖縄の住民が、今なお地元同士で対立を生む苦しい状況に置かれている。

嘉手納基地は、米軍はどこかに演習に行っていて、広大な敷地は閑散としていた。すさまじい爆音のタッチ・アンド・ゴーは、今回は聞かずに済んだ。

帰りの飛行機の中で、基地再編交付金不交付だった、恩納村、宜野座村、金武町が、消防施設の建て替えを条件に基地受け入れを表明したとのニュースが流れ、疲弊した暮らしぶりを目の当たりにしただけに、暗い気持ちになった。

名護市役所         Pb110046small

名護市役所は、写真のとおり大変ユニークな「沖縄そのもの」を表した建物になっていた。コンクリートの真四角な建物より、町の象徴としての存在感がある。観光都市にふさわしい。

さとうきびからバイオエタノールを製造するプラント(伊江島)

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伊江島のエタノール再生プラントは、(株)アサヒビールが独自の酵母発酵技術を生かして、農水省、内閣府、環境省などから指定受けて、実験を行っている。「高バイオマス量さとうきび」(従来は7本ほどの株だが、20~30本の株になる品種改良したもの)を地元農家に作付けしてもらい、助燃剤をつかわずさとうきびの茎などを燃やしたエネルギーで、エタノールを取り出せるようにしている。今後、この品種が沖縄の地に適合するかどうかなど、22年3月まで実証試験が行われるそうだ。ちなみに伊江島は人口5300人の島。人より牛の方が多いそうだ。(2007/11/14)

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