« 「もったいないプラス+」滋賀県 嘉田知事のマニフェスト | トップページ | 津久井養護学校 夏祭り »

森林ビジョンについて

(のもとよしみ通信をお読みいただいたNさんから、森林ビジョンについて、メールが届きました。その返信を少し手直ししたものです。)

Nさま

メールありがとうございます。

通信をお読みいただき嬉しく思います。

森林ビジョンに関するご意見、同感です!

地球温暖化や水問題、食料問題など、現在顕在化している諸問題への対応を考えると、津久井地域のような水源地、中山間地の保全・活性化は、重要な市政の課題だと考えています。

ところが、旧市の市民や議員、職員の多くは、津久井地域への関心や理解が十分ではなく(お荷物と感じている方もいるようです)、また残念ながら、津久井地域の住民のみなさんも、その重要性についてわかっていただけてないなあ、と感じることがあります。

そこで、私は、森林ビジョンの策定を働きかけてきました。

ビジョン策定に向けて、市が重い腰を上げてくれたのは、よかったのですが、課題はあります。

私がめざす「森林ビジョン」は、単なる林業の活性化だけではなく、環境、経済、医療、観光など総合的なものなのですが、市のビジョンの推進体制を見ていると、狭義で、林業の活性化がメイン。策定の担当課は、津久井経済観光課で、本庁内の組織ではありません。担当課は、課題が見えているだけに、一生懸命なのですが、ビジョン策定後、庁内の連携や実効性のある施策が展開できるか、懸念しています。

とはいえ、今、藤野では炭遊舎や篠原の里などを拠点とした活動、また、観光や医療の側面から、森林を活用していこうという活動などがあって、魅力的な方向に動いています。「森林ビジョン」がこの方向性を後押しするものとなるよう、働きかけたいと思っています。

藤野地区沢井小学校跡地に、この4月から「やませみ」という愛称の、野外体験宿泊施設がオープンしました。市内の小中学生が学校の課外授業として宿泊に来ています。

体験メニューには、川遊びや炭焼き、枝打ちや草取り、陣馬山登山などの活動もあります。市内全域から子どもたちが来ますので、相模原市の中に水源地や森林があることを知ってもらうには、良いきっかけになると思います。

近未来の市内で、津久井材で家を建てよう、ペレットストーブをマンションで使おう、子どもの机は、津久井産材のものにしようなど、意識してもらえたら嬉しいなと思います。

津久井材の活用については、青野原のさとう草木(そうもく)さんが、一生懸命取り組まれています。「津久井の山を守りたい!」との強い思いで、努力されています。森林組合などの活動も、より活発になるのを期待したいところです。

ゲリラ豪雨による災害を心配していらっしゃいますが、おっしゃるとおりです。この点は、私も大変懸念しているところです。

実は、国の雇用対策で土木・建設業から林業への転換を促していて、講習を受ければ、間伐の入札に参加できるようになりました。このところ、林業者以外の落札が増えています(入札システムには、林業者より慣れていますから)。

契約の仕事はできても、どの木を間伐するか、切った木をどう山に置いていくかなど、限られた講習では習得できない技術や知恵があります。

間伐は進むものの、土砂災害や将来的な森林の活用を見越した間伐になっていない山が増えており、このツケが顕在化するのも時間の問題では、と心配してます。

林業者の育成や林業についての国策は、本当にお粗末です。

残暑厳しき折、Nさんも、どうぞご自愛ください。

9月議会のスタートです。頑張ります。

(2010/8/20)

                                  相模原市議会議員 野元 好美

|

« 「もったいないプラス+」滋賀県 嘉田知事のマニフェスト | トップページ | 津久井養護学校 夏祭り »