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東日本大震災 大船渡市へ(2)

大船渡市所に到着。入り口のスペースにテントが張られ、被災者が自由に持ち帰Photo_4ることができる救援物資が置かれていた。市役所の壁面には、全国からの応援メッセージ。相模原市民からのメッセージ集も置かれていた。

2階の活力推進課で、派遣の相模原市職員のSさんに現状を伺う。5月6日現在、死亡者306人、行方不明者153人。建物被害、全壊・半壊3629戸、一部損壊と床上浸水は調査中、床下浸水は多数。物的被害判明分で、約942億円。避難所は設置45箇所、避難者数2295人。仮設住宅は、建設が完了したところから、入居が始まっているとのこと。

Photo_3 ボランティア活動をしているNPO団体のみなさんから、被災者が希望する物品が救援物資にあるにもかかわらず、被災者に届けることができないという話を聞いていた。救援物資のある大船渡中学校体育館に行ってみると、うず高く積まれた救援物資の山々。物資がスムーズに動いていないことがわかる。なぜボランティアに渡さないのかと聞くと、自分のものにしてしまう不届きな輩がいるからだという。また、十分数量のないものは、不公平になるかもしれないので、渡していないという。善意の品々が必要な人に届かないとは、いかがなものか。実に「お役所仕事」だ。信頼できるNPOなどには、現場判断でどんどん渡せばいいし、足りない物資は呼びかければいい。時間とともに変わる必要な物資。被災者の方の要望が広く伝わる仕組みが求められる。

避難所からの要望は、書類に記入してもらい、対策本部で受け付け、本部からの指示で受け渡される仕組みだという。

せめてもの改善策として、体育館にある救援物資リストを、被災者のみなさんへ情報提供するよう提案した。何があるかがわかれば、もっと要望が出しやすくなると思ったからだ。本市職員は、大船渡市職員に提案してみるとのこと。あくまで「お手伝い」らしい。大船渡市職員は、疲労の色が濃く、なかなか提案もしづらいそうだ。後に避難所で、「行政はそつがなくやろうとするから、時間のロスが出てしまう!」という声を聞いた。そのとおり!

相模原市からは、1ヶ月ずつ交代する職員を常駐させ、能代市、浜松市などと連携し、継続的に大船渡市職員の援助をしていくという。現在は、救援物資の仕分けだけでなく、義捐金の配布などの事務手続きを手伝っているそうだ。

また、職員の支援だけでなく、復興には多くの市民の力が必要である。ボランティアセンターの立ち上げへの協力を申し入れた。相模原市民が大船渡市の支援、復興に関わることは,本市の防災対策などにも大いに役立つはずだ。(2011/5/7)

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