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市内の放射能汚染状況(清掃工場)

 基準値を超えた牛肉が市場に出回り、えさとなった稲藁が原因とされています。市内では、放射性物質が降り積もった落ち葉や樹木、農作物は、どんな状況なのかと心配されているのではないでしょうか。

 一般家庭の剪定しや落ち葉などは、一般ごみとして出されます。職員からヒアリングした結果を記します。

・北清掃工場も南清掃工場も、ごみが投入されるピットから焼却炉まで、空中に舞った放射性物質は、すべて焼却炉に誘引されるので、屋外に漏れることはない。

・一般ごみに混じって焼却された放射性物質は、粒子態となって煤塵に吸着し(飛灰)、バグフィルターで集塵される。(独)国立環境研究所資源循環・廃棄物研究センターによれば、バグフィルターで99.9%が集塵され、ガス態で存在するのは0.1%。つまり放射性物質は、燃えカスの主灰とバグフィルターで集塵された飛灰に残る。

・バグフィルターは、8~10年でメーカーが引き取り、産廃として処理する。

 灰の放射能測定結果は、市のHPに公表されています。北清掃工場で、飛灰が1543ベクレル/㎏(セシウム134と137の合計)、主灰が295ベクレル/㎏。南清掃工場で、飛灰が2093ベクレル/㎏、スラグ(高温で灰を溶かし、冷やして固めたガラス質の物質)が208ベクレル/㎏。清掃工場の排水からは、放射性物質は検出されていません。環境省は、焼却灰等に含まれる放射性セシウムの濃度が8000ベクレル/㎏を超えた場合には一時保管することとしています。

市では、基準を下回っているものの、震災後はスラグの再生利用は行っておらず、処分場に埋めています。清掃工場敷地内の空間線量は、27区画の測定結果と同じレベルでした。ガス態で存在するのは0.1%とはいえ、市民の安全を考え、測定したいとの意向はあるそうですが、測定方法が確定されておらず、それを待っているそうです。

 焼却灰からセシウムが検出されたことからも、福島から遠く離れている本市でも、放射性物質が飛んできているのは事実。ホットスポットの調査、落ち葉などに降り積もった放射性物質の適切な処理、土壌汚染対策や農産物や植物の根から吸収されたものへの対応など、引き続きの対応を求めていきます。(2011/8/20)

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