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夢から覚めて冷静な判断を~JR東海リニア準備書を公告~

JR東海からリニア中央新幹線の準備書が公告されました。縦覧は11月5日まで。区役所(緑区・南区)、市役所環境政策課、津久井地区の総合事務所(城山、津久井、相模湖、藤野)、大沢まちづくりセンター、出張所(串川、鳥屋、青野原、青根)で、見ることができます。市民は、JR東海に対して意見を出すことができます。

中間駅は、橋本駅南口の相原高校の地下30m、約3.5ha(延長約1㌔、最大幅約50m)車両基地は津久井地区鳥屋小学校の上の山林斜面に予定され、約50ha(延長約2㌔、最大幅約350m)。

人口減少時代に、現在の新幹線や航空機などと競合し、いずれの交通手段も採算が合うことはありえません。名古屋や大阪方面からの移動時間が早くなり、東京の一極集中を加速、その間のストロー減少が起こり、地方の疲弊も懸念されます。

そして、何より、破壊された自然は元にはもどりません。

リニアのトンネル工事により、上野原市秋山の、山女(やまめ)などが泳いでいた沢の水が枯れ、2百数十軒が利用する簡易水道の配水地に、JR東海が1日に70台ものダンプで水を運んでいるそうです。これは応急対策であり、今後のことはまだ解決されていません。聞くところによると、井戸や沢の水が枯れても補償の対象にはならず、飲料水のみが30年分の補償となるとか。

津久井地域の飲み水、神奈川県の水がめも、世界遺産登録となった富士山周辺も、どのような影響が出るかわかりません。活断層も横切ります。

そんなリニアになぜ期待するのか、私には理解できません。日本の交通網、経済、私たちの暮らしに大きな影響を与えるリニア。「夢の乗り物」などと浮かれることなく、「取らぬ狸の皮算用」的な過大な期待を寄せるのではなく、現実に即した冷静な判断こそが重要ではないでしょうか。(2013/9/19)

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