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苦情の電話に思う

橋本駅で「のもとよしみ通信NO.30」を受け取った男性から、抗議の電話があった。津久井の人間が橋本のことに口を出すなという。橋本に生まれ育ったそうで、部外者にとやかく言われたくないとのこと。リニアに反対する内容が気に入らず、合併や私の出身が県外であることも不満な様子。橋本でこんなビラを配るな、と。市民の方からの罵倒や苦情には、正直、時に、心が折れそうになることもある。

今、アメリカでは、富裕層が自分たちだけの自治体をつくる動きがある。納めた税金が低所得者層のために使われるのは納得がいかない、という理由のようだ。 相模原市でも、津久井地域にはお金がかかると快く思っていない市民がいる。(残念ながら市議会議員にも。)

自分(たち)のことだけ、目先のことだけしか考えない傾向は、年々強まってきていると感じている。心のゆとりが奪われていることや教育のあり方にも要因があるのではないか。

先日、会派で金沢市に視察に行ってきた。 視察目的のうちの一つが、「絆教育」。 平成21年から始められたもので、「人と人のつながりを基盤として、社会・自然・世界との関わりを深め、自他を共に認め合い、命あるものを大切にする豊かな心を育むとともに、金沢に誇りをもつ子どもを育成する」ことを目的とする。

その一つの取り組みとして、「学びタイム」(H23~)がある。 各学年のテーマは以下の通り。

小学校:1年ー金沢のあそび  2年ー金沢の民謡  3年ー人がつながるまち 金沢   4年ー伝統が息づくまち 金沢  5年ー環境にやさしいまち 金沢    6年 未来に向かうまち 金沢    中学校:1年 歴史都市 金沢  2年 創造都市 金沢  3年 世界都市 金沢

歴史や伝統、現状を体系的に学ぶことで、自分の中に根っこをしっかりと持ち、未来や世界を意識して、今暮らしている金沢(自分たち)と結びつけて考える。視野は大きく広がるはずだ。 金沢は、ユネスコスクールにも加盟していて、教育のみならず、まちづくりや産業振興などにおいても、先進的な取り組みを展開している。また、「金沢コミュニティ」と称する絆が、子どもの健全育成や児童虐待、高齢化などの問題解決にも活かされている。社会全体、まち全体で歩もうという姿勢が何とも心地よい。

都市部だけ、富裕層だけなどと切り分けた仕組みは、効率的で妥当性があるように見える。しかし、そのことが無用な緊張関係と対立を生み、国全体や世界情勢の不安定を招き、地球規模の問題を引き起こし、回りまわって自分(たち)の暮らしや生存をも脅かすことになっていく。

子どもたちの未来と地球に想いを馳せるのは、 大変重要なことと考える。 件(くだん)の男性とは、「意見が違うから、関わらないでおこう」では、何も変わらない。何が問題なのか考えてもらえるよう、情報提供と提言の仕方に知恵をしぼりたい。 めざせ! 問題の共有化!(2014/4/24)

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