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視察報告:山梨県のリニアに関する取り組み

広域交流拠点に関する特別委員会で、リニア中央新幹線に関する山梨県の取り組みとリニア見学センターの視察に行ってきました。

地方は、どこも地域活性化をと懸命です。
山梨県は空港も港もない県なので、リニアの中間駅を玄関口にして、県内全域への波及効果を狙いたいと力が入っているようです。

リニア中間駅の予定地は、甲府市の田んぼのど真ん中。
甲府駅からは8キロ、車で20分ほど、在来線の身延線の小井川駅、東花輪駅までは、2~3キロだそうです。

現在24ヘクタールの土地(農振農用地)をどう活用するか検討中。
中間駅予定地をはさんで、中央自動車道と新山梨環状道路があり、駅の南北両方に駅前広場をつくり、パーク&ライド用駐車場(約5ヘクタールを予定)、観光機能、憩い・交流機能、産業振興機能をゾーニングしていくそうです。

整備方針で特徴的だったのは、リニア開業の効果を県全体で広く享受できるよう、甲府駅周辺など既存の市街地との競合を防ぐため、大型商業施設などはつくらないということ。
交通結節点としての機能と情報インフォメーションや物産展示・販売、山梨の自然環境に調和した親水空間やイベント空間、健康長寿に関する医療系産業などの先端産業などを整備していきたいとのことです。

16億円かけて建設されたリニア見学センター「どきどきリニア館」も見学。

車での移動が必要な山梨県駅。
リニアの中間駅だけで果たしてどれだけの集客が見込めるのか。
JR東海が示していたのは、中間駅停車は1時間に1本。
「駅周辺整備をして魅力ある駅にすれば需要が増え、その駅にはリニアが複数本停まるようになる」

リニアに対する期待はわかりますが、山梨の自然を壊してつくる乗り物が、山梨の未来を拓くとはとても思えません。
リニアの技術の素晴らしいのですが、三大都市圏を1つにするという目的と地方活性化が両立するのかなど課題は山積しています。メリットとデメリットをしっかり見極めて、判断することが重要だと考えます(2014・10・28)

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