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リニア工事に関する陳情への討論について

リニア中央新幹線の工事に伴い、12月議会に陳情が出されました。
市で環境保全のための委員会を設置してほしい、という内容でした。
その陳情に対し、私は会派を代表して反対討論をしたのですが、それが誤解されて捉えられ、チラシや市民団体が発行しているニュースで名前を挙げて非難されています。
応援してくださっているみなさんから心配して問い合わせがあったので、
反対討論をするに至った経緯と討論の議事録を掲載しておきます。

 

私は、リニア中央新幹線には、一貫して反対の立場です。
また、水枯れに伴う地域住民の生活やギフチョウなどの生態系への影響を懸念し、議会で度重ねて問題点を指摘し、市長に市民生活や環境を守るよう要請してきました。

したがって、この陳情の趣旨には賛成です。
しかしながら、相模原市議会は、「趣旨採択」がなく、陳情の内容すべてに賛同できなければ、賛成とすることができません。
1点だけ、陳情項目に、「委員会には環境保全措置に真に実効性を持たせるような権限を持たせること」とあり、国が法に基づき許可した工事なので、市が責任がもてるのは、条例で定めた限定的な範囲になるため、陳情で求める内容は困難と考えてやむなく反対しました。

以下、議事録を掲載いたします。

(野元好美議員) 颯爽の会の野元です。

 陳情第16号リニア中央新幹線工事着工に伴う環境保全監視体制の早期設立について、反対する立場から討論を行います。
 12月10日、藤野の農村環境改善センターで、JR東海による工事説明会がありました。まことに異様な光景の中で、その説明会は幕を閉じました。藤野、特に牧野地区では、かねてより、残土処分場の建設で、市民同士の対立、流血事件が起こり、また、非常口が予定されている地域、限界集落ともいえる地域、騒音や、これまで穏やかに暮らしてきていたその生活への懸念、狭隘な道路、そこをたくさんのダンプが通行する、子供たちへの懸念、生活交通への懸念、また、市民活動、ギフチョウを守る会やヤマネの観察、専門家によるバードウオッチング、川の定点観察、さまざまな市民活動をされている皆さんからの生物多様性が破壊されることの懸念、そして、隣、上野原市で実際に水がれが起き、沢がかれ、飲み水への影響も出ている。こんな中で、さまざまな不安や懸念があるのは容易に推測していただけると思います。
 
ところが、この説明会においては、時間が来たということで終了、その後、それはいたし方がないことではありますが、説明をされていた責任ある立場の方が、カーテンの後ろに隠れ、姿を隠し、若い職員が市民からのこれからの説明を求める声に、腕を後ろに組み、立ちはだかる、その間に幹部職員が姿を消す、こんな状況がありました。これが果たして、真摯に説明し、理解を求めるJR東海の姿勢でしょうか。

 津久井に限らず、このリニア中央新幹線の建設に伴い、橋本には中間駅、鳥屋には関東車両基地、小倉には変電所、さまざまな影響が懸念されます。したがいまして、この陳情にあるように、環境保全措置を求め、しっかりと第三者的な立場で監視していく、その必要性は、私ども会派も全く同じ気持ちであります。しかしながら、国交省、国において許可された工事であり、その中で、法に基づいたこの工事において、市が責任を持って、その権限において環境保全措置を講じることができるのは、条例における限定的なものとなり、この陳情の内容にあるような環境保全措置に真に実効性を求める委員会の設置、これは困難であると言うしかありません。

 そういう立場から、この陳情には反対をいたしますが、市長が以前、この本会議におきまして、相模原市民が被害を受けたり、住みにくいというようなことがあれば、私は責任持って、その問題解決に取り組んでいきたい、そうしっかりと明言していただきました。市におかれましては、真に住民の立場に立ち、市民生活を守り、この相模原の環境が守られるよう、さまざまな手段を講じて、これからも対応していただきますこと、そして、1月18日には鳥屋で説明会が開かれます。二度と12月10日のような説明会にならないよう、真摯な対応をJR東海に求め、反対討論といたします。

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