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子育て世代を切れ目なく支援 「ネウボラみつけ」

 見附市は、人口約4万人。高齢化率29.6%(H.28)。279月に策定した「人口ビジョン」では、年間300人の出生数を維持することを目標に掲げているそうです。子育て世代を切れ目なく支援する「ネウボラ」の取り組みは、285月から始めたばかり。すでに和光市のネウボラを視察していたので、見附市の特色などを中心に伺いました。

 

まず、人口規模が4万人ということと地方都市ということもあって、行政の目が行き届いているんだなあという印象を受けました。また、子育て世代の声は、和光市のそれと同様の内容でしたが、子育ての孤立化や児童虐待の防止など、行政側が必要としているセーフティネットとしての対策という切迫感は、和光市ほどには感じられませんでした。「人口が少ないため、母子の顔がすべてわかる」という主任保健士さんの言葉には、適正な規模と人材配置の重要性を改めて考えさせられました。本市では、日常生活圏域を単位として、しっかりと位置付けていくことが重要だと思います。

 

 「ネウボラみつけ」は、教育委員会こども課内に設置。本市ではこども育成部は健康福祉局にありますが、見附市では教育委員会内に「こども課」を設置。新潟県の近隣自治体でも教育委員会内に位置づけられていて、珍しくないそう。場所は、保健福祉センター内で、常時、母子保健コーディネーター1名、助産師1名、発達支援相談員1名の3名体制。職員は純増とのこと。また、心理相談員、言語聴覚士、保育士は必要に応じて協力、こども課の地区担当保健士4名とも連携して対応しているそうです。

 

見守りが必要な特定妊婦は、毎年40名ほどいるそうですが、ネウボラみつけを設置してからは、1名もいないそうです。サポートには、養育支援訪問事業があって、保健士、助産師が無料で訪問を行っているとのこと。これは、本市にも同じ事業があります。産前産後サポート事業の「ほっとカフェ」は、研修を受けた「子育てマイスター」(現在70名ほど、有償ボランティア)が運営し、毎回2030名が参加しているそうです。こういった活動が、特定妊婦を減らすことにつながっているのかもしれません。

 

 産後ケア事業は、通所型(保健福祉センターへ来てもらう)と訪問型(看護型は助産師が訪問、1/2補助、自己負担額2200円、ヘルパー型はシルバー人材センター会員が訪問、1/2補助、1時間当たり500円)があるそうです。他に発達支援相談室も実施されています。

 子育て支援センターは市内3か所。市で雇用している保育士が担当し、子育て講座やママのリフレッシュ講座などが実施されているようです。他に一時預かり(生後4か月~入学前、1時間300円、9時~16時)、ファミリー・サポート・センター事業も。

 

 課題は、①こども課(市役所内)とネウボラみつけ(保健福祉センター)とのタイムリーな情報共有。②地区担当保健師と「ネウボラ」の役割分担。③市民への周知不足。④電話予約の敷居の高さ、とのこと。これからネウボラを始める本市にとって、いろいろな学びのある視察となりました。(民生委員会視察日:10/13 2016/10/18

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