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2/12 新春のつどいご報告

2月12日(日)、「新春のつどい」を開催しました。

昨年7月に起きた県立津久井やまゆり園での事件を受けて、テーマは、「違いを認めることから、豊かな社会は生まれる」。

人の命に優劣などありません。なぜ弱い立場の人に矛先が向けられたのか。 「自分は他人から認められていない」、「自分が自分を認めることができない」と感じていたことが根っこにあったのではないか。

人を孤立化させず、包容力のある地域に。 「みんな違って、みんないい。」そんな寛容さを持つ社会に。そんな願いを抱きながら、テーマを設定し、3人のゲストをお招きしました。

はじめに、県立津久井やまゆり園の事件で犠牲となった19名の魂に黙祷を捧げました。

そして、15世紀の文献をもとに、加藤万梨耶さんが製作したポルターティフオルガンの演奏。万梨耶さんには、犠牲になった魂に捧げるレクイエムと未来に向かって希望を感じられる曲をリクエストしていました。14世紀の曲を2曲。3曲目の「アメージング グレース」では、胸が熱くなり、涙が出そうになりました。オルガンの歴史や多様性についてのお話も伺うことができました。

「ふじのタンポポ」の綱田さんからは、作業所の歴史や現在の様子、利用者さんとのエピソードなどが語られました。藤野町立での立ち上げ当初、知的、身体、精神の3障がいを対象にした施設というだけでなく、高齢者もという話があったとか。 「それって、とても理想的!」 障がいの種類や、高齢者、子どもと分けることなく、ともに過ごせる場所が望ましいと考えます。

障がいが違うことで、お互いの得意を出し合って、協力し合う利用者さんの姿、利用者さんの個性や特性を、表現や活動に活かしていく職員のみなさんの姿勢。あたたかな雰囲気が、ふじのタンポポにはあります。障がいのあるなしに関わらず、カフェを訪れる人々にとって、とても居心地の良い場所である所以です。先月からは、ここで「藤野の保健室」も始まりました。こんな場所が、市内のあちこちにできることを願います。

凪(なぎ)さんは、ニューヨークで友だちの国籍を意識しない環境で育ち、「常識が常識でないことが当たり前」。

日本語も堪能で、お話はとても楽しく、会場から思わず笑いが起こりました。ニワトリを頼んでしまってから、あわてて小屋を作ったり、建築のことを知らないのに、家をセルフビルドで建てることを決めたり(しかも、木の切り出しから!)。

困難にぶつかっても、それをポジティブにとらえて、進んでいけるのは、多様性に満ちた環境で育ったことと無縁ではないと思えます。日本人の特性も知り尽くし、その分析力に脱帽。凪さんの藤野分析には、この地域の持つ魅力と今後のステップアップに向けての、多くの示唆がありました。

これからの社会は、ますます寛容さが失われるのではと懸念しています。だからこそ私たちの暮らす地域を、多様性に満ちた生きやすい場所にしていく必要があるのではないでしょうか。今回のつどいが、新たな出会いとつながりのきっかけとなり、地域を豊かにする一歩につながればと期待しています。

3人のゲストと参加者のみなさんのおかげで、とても有意義な時間を共有することができました。ゲストのみなさん、参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました!(2017/2/15)

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